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​口腔機能発達不全症とは?

「食べる機能」🍽️、「話す機能」🗣️などが十分に発達しておらず、明確な疾患がないにも関わらず、口腔機能の発達に専門的な支援が必要な状態です。

症状

✅ 食べるのが苦手(咀嚼や嚥下がうまくできない)

✅ 話すのが難しい(発音の異常)

✅ 口呼吸が多い(鼻ではなく口で呼吸している) 😯 患者自身が気づかないことも多いです。​

診断基準

✅ チェックシートの項目で2つ以上該当すると「口腔機能発達不全症」と診断されます。

 

評価方法

🔹 食べる機能の評価 🍽️

  • 歯の状態(虫歯や歯の破折・欠損)を確認 🦷

  • 噛み方(偏咀嚼や咀嚼回数)を観察 👀

  • 嚥下時の舌や表情筋の動き 💬

  • 食べこぼしやむせなどの食行動をチェック 🍛

 

🔹 話す機能の評価 🗣️

  • 口の動き(口唇閉鎖不全・舌小帯の異常)👅

  • 発音の仕方(母音化、サ行の置き換えなど)🔤

 

🔹 その他の機能の評価 ✅

  • 栄養状態の確認 🍎(身長・体重の異常)

  • 口呼吸の有無 🌬️(鼻性口呼吸・習慣性口呼吸など)

  • 口蓋扁桃の肥大がないかチェック 👀

 

 このように、「食べる」「話す」「呼吸」などの機能を総合的に評価し、専門的な治療や支援が必要か判断します!💡

離乳食移行時の口腔機能の変化

乳児型嚥下 → 成熟型嚥下への変化

 

舌の動き:

  • 乳児型:舌を前後に動かし、乳を吸う(👶➡️🍼)。

  • 成熟型:舌を上下・左右に動かし、食べ物を口内で移動させる(👅➡️🍴)。

 

口唇の動き:

  • 乳児型:口唇で乳首を強く吸引(💋)。

  • 成熟型:スプーンや食器を唇で挟み、食べ物を引き込む(🥄)。

 

咀嚼機能の発達

舌と顎の連携:

  • 最初は舌で押しつぶす運動(👶➤🍌)。

  • 次第に顎の上下運動で硬い食べ物を咀嚼(🦷➤🥕)。

歯の役割:

  • 歯の生え始めとともに、咀嚼の質が向上(🦷+🥩=😋)。

 

嚥下機能の発達

乳児型嚥下 → 成熟型嚥下への移行

 

乳児期の特徴:

  • 主に舌の前後運動で液体を飲む(👅➡️🍼)。

  • 食べ物が喉に運ばれる際の力は舌と口唇の補助が中心。

成熟期の特徴:

  • 舌の幅広い動き(上下・左右)で食べ物をまとめる(🍴)。

  • 喉の筋肉の協調運動が強化され、固形物の嚥下がスムーズになる(🦷➡️🥩)。

 

嚥下段階の具体的変化

 

準備段階:

舌と唇で食べ物を集め、咀嚼へ移行(🍎➡️🦷)。

 

口腔段階:

舌で食べ物を押し込み、喉へと運ぶ(🍴➡️👅)。

 

咽頭段階:

喉の筋肉が収縮し、食べ物を食道に送る(🌊➡️🍽️)。

 

食道段階:

食道が食べ物を胃へと運ぶ(⬆️➡️🫕)。

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